左上位という考え方


皆様、こんにちは。

上田 由佳子でございます。

この度もご訪問ありがとうございます。


ハロウィンという事で、街は賑やかになってきました。

近頃では日本のハロウィンのあり方が少々問題になってきているようです。

勿論そのようなイベントを口実に楽しむことは良いとは思いますが、

自分達だけでなく周りの方々も一緒に楽しめるよう、マナーを守って楽しんでいただきたいと

切に感じます。


さて突然ですが皆様、日頃ご飯は配膳のどちら側に置いていらっしゃるでしょうか?

大体の方は左ではないでしょうか。

左利きの方でも、基本は右手でお箸を持つ練習をし、左手でご飯をもって召し上がりますよね。

なぜ、ご飯は左なんでしょうか。

それはご飯が日本人にとって主食で、大切にされてきたからです。

御膳の中でも格上なんですね。


では何故左側が上位なのでしょうか。

雛段をみても、右大臣より左大臣の方が位が上ですよね。

これは、心臓が左にあるからだと言われております。

また「左上右下」は中国から伝えられました。

北極星を背に南に向かって座ると、左の東から太陽が昇るところから

右よりも左が尊いという考え方のようです。


日本ではこの「左上右下」の考え方が伝統のマナーとなっております。

並ぶ一番上位の方から見ての並び方となります。

例えば、水戸黄門の黄門様、助さんが左大臣、格さんが右大臣とします(*'ω'*)

助さん角さんが二人で並ぶ時は、

(助さん)(格さん)
     ⇓
    正面

となります。助さんからみて、左が格さんです。

黄門様と三人で並ぶ時は、

(格さん)(黄門様)(助さん)
       ⇓
      正面

黄門様から見て、左が助さん、右が格さんです。

ご理解いただけましたでしょうか?


よく飲食店などでも上座下座を悩む方が多くいらっしゃいます。

入口から一番遠い場所が上座とだけ覚えてしまうと、

一番偉い方がものすごく遠い場所に座る事になるかもしれません💦


立ち位置、座る位置もこのような考えをおもちいただくと、間違い

なくご案内できるのではないでしょうか。

ちなみに海外では逆の「右上位」の考え方の国が多いようですので、

海外での仕事等の際にはお気をつけいただきたいと思います(;^ω^)


今週、天気予報士の天達さんがおっしゃるには、初物寒気がやってくるそうです。

急に寒くなるようですので、どうぞご自愛くださいませ。

この度も最後までお読みいただきありがとうございました。


上田 由佳子








接客人

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