贈答マナー1
皆様こんにちは。
上田由佳子でございます。
梅雨入りし、ジメジメとする日が続いております。
いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
私はジメジメ対策として、お化粧の上からでもホットタオルを軽く顔にあてる、
という事をよくしております。
拭くのではなく、押さえるのですよ(^_^)笑
とてもさっぱりとしますので、ぜひお勧めです♪
試してみて下さいね。
さて今回は、先日行った「贈答のマナー」についてご紹介したいと思います(^_^)‼
これから御中元の季節でもありますね。
贈答というのは、言葉だけでは伝えられないお祝いや感謝、お悔やみの気持ちを物にこめてお渡しするものです。
ですから、押し付けにならない為にも、相手に失礼のないよう細心の配慮が必要です。
まず、一般的に「のしつけますか?」と言われている「のし」は、正式には「掛け紙」と言います。
そして「掛け紙」の右上に熨斗という熨斗アワビの代わり(和紙でひし形のような形をしたもの)をつけた紙を「のし紙」と
言います。
この「掛け紙」は奉書紙と水引、「のし紙」には奉書紙、水引、熨斗という構成になっております。
本来、バラバラのものを簡易化し、一枚に印刷された物なんです(~o~)
ではまず、「熨斗」についてみていきましょう。
まず私達が「熨斗」と言っておりますのは、熨斗アワビのことでございます。
昔はアワビを削いで、
薄く引き伸ばして、洗ってまた干してという作業を何回も繰り返して作られておりました。
この引き伸ばす作業を「熨斗」といいます。
今では、和紙でひし形のよう折り、真ん中に黄色く細い棒のようなものが挟まれています。
その、黄色い物が熨斗アワビを表しています。
何故、干しアワビでなく熨斗アワビか・・・
それは、値段の問題でした。
お金持ちの武士は干したアワビを神社などに奉納できましたが、高級品な為、一般の人には買う事ができません。
そこで薄く伸ばして切る事で、ほんの少量でもアワビを買う事ができたのです。
では、そもそも何故アワビかという事ですが。
はるか昔は、神仏に生ぐさもの(魚やお肉)が供えられておりました。
その中でもアワビは長寿や延寿の象徴として、重宝されていたのですね。
そして生ものはやはり傷んでしまいますので、干した物が供えられるようになりました。
その後、お祝いの席にはお酒とこの熨斗アワビを持って、祝宴が開かれるようになったそうです。
その名残で、お祝い事には熨斗アワビをつけるようになりました。
ただ、熨斗アワビは生ぐさものの代わりですので、生ものを贈るときには、重複するのでつけません。
また、生ものを送ってはいけないお悔やみ事にもつけてはいけません。
生ものは、生命の象徴ですので、とても失礼になります。
いかがでしたでしょうか?
このように由来を知ると、一つ一つに意味がある事がわかります。
次回は水引きについてお伝えしようと思います。
台風が近づいているようですね。
雨も多い時期です。
体調管理に気をつけてくださいませ。
この度も、最後までお読みいただき有り難うございます。
上田由佳子
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