鯛の尾頭付き
皆様、明けましておめでとうございます。
さて、お正月に出てくるお料理の一つに鯛の尾頭付きもございますね。
この鯛は三が日は食べず、3日が過ぎた4日に食べるという昔からの習慣があります。
地域によって違いはあるようですが考え方は同じです。
三が日は神様にお供えして、4日に神様から頂いたものとして食するのです。
そういった事からおめでたい席には、よく出てくるお料理です。
新年の食事会などでも、出てくる事が多いのではないでしょうか(^^♪
そこで今回は鯛の尾頭付きを綺麗に食べる食べ方をご紹介したいと思います。
お皿の上には、頭が左で尾が右に盛り付けられているはずです。
1.魚の横に中央の部分にお箸を入れます。
中骨に沿って、骨にお箸があたる位まで切り込みを左から右にいれる。
2.尾の付け根を軽くほぐします。
3.左手を使っても構いませんので、ヒレやエラを取り除きます。
とったヒレやエラはお皿の片隅にかためて置いておきます。
背びれは大胆にしっかりと取った方が良いです。
手は懐紙やオシボリなどで、その度にふき取りましょう。
4.上の身の上半分から食していきます。
一口大をつまみ左から右に食する
5.下半分も食したら、残っている下のヒレや小骨、尾も取り除きます。
絶対に身をひっくり返したりしないように❕
6.頭を軽く手で押さえながら箸を中骨の下に入れ、中骨をスライドさせながら頭と中骨を取り除く。
取った頭と中骨はお皿の奥へまとめて置きます。(骨が二つに折れるなら折ってコンパクトにまとめるとより美しいです)
7.下の身を上の身と同じように、左から右へ食していきます。
8.食した後お皿の右奥に骨やヒレ、エラをまとめその上に頭を乗せて置くと食後のお皿も美しくみえます。その上に懐紙などをかぶせて隠すのも、食べ終わりの骨などをお相手に見せずに美しいですね。
いかがでしたでしょうか?
美しい食べ方をする事もお相手に対する思いやりの一つです。
最初は意識しないと難しいかも知れませんが、自然にできるようになると自身もつきます。
今までと一味違った、楽しいお食事の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか!(^^)!
この度も最後までお読みいただきありがとうございました。
そしてまた一年、皆様の少しでもお役にたてるよう頑張らせていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します。
冬の寒さも本格的になってまいります。
どうぞご自愛くださいませ。
上田由佳子
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