質問力と傾聴力!

 皆様こんにちは。

村山愛です。

 最近では、春一番が吹き、暖かな日が増えてまいりましたね。

と、思えば急に冷え込んだり、、、

春二番、三番?が吹いたり、、、

なんだか忙しい気候ですが、皆様お元気に過ごされていらっしゃいますでしょうか。

 

私は先日、以前にも書きましたが、河津桜の本家、伊豆の河津へ河津桜を見に行ってまいりました。

 当日は、お天気も良くほぼ満開で、平日でしたが、沢山の方々が一足早い春を満喫しにいらっしゃっていました。

 河津桜は、ソメイヨシノとは違い、パッと咲いてパッと散るのではなく、2月ごろから咲き始め、3月頭にかけ満開に向かうという、1か月ほどをかけてゆっくりと咲き続ける桜だそうです。

しかし、開花の時期を読むのが難しいそうで・・・

1月のお正月の頃から開花し始めることもある年もあるとか。

なんともワガママな桜さんなのだそうです(笑)

 すこし濃い目のピンク色で、ふんわりとしながらもとても存在感のある花は、開花から約一か月、寒い日を耐えながら満開へ向かうにふさわしい姿で、かわいらしながらにも強さを感じ、私も河津桜のような女性でありたいな~という思いになりました!

 桜まつりは夜のライトアップも行っているようで、夜の河津桜もまた見てみたいものです。

機会がおありの方は、ぜひ行かれてみてはいかかでしょうか!

 

さて、今回は、前回お伝えした、接遇における

「質問力」「傾聴力」

についてお伝えします。

 お客様とコミュニケーションを取るにあたり、まず大切なこと、、、

「わたしはあなたに興味があります」

「あなたをもっと知りたい」

「あなたから知り得た情報により、あなたにとって最善を尽くしたい」

ということを伝えることです。

 しかし、これを口頭でお客様に伝えてしまうのは、おかしいですよね(笑)

この気持ちをお客様に伝えるのが「質問力」「傾聴力」となってくると私は思っています。

お客様のニーズを確認し、それに沿った商品等を提案することにより、お客様の満足度が上がります。

 

では、実際にどのようにすれば良いでしょうか。

ここから例題を含めながらポイントを紹介します。

【質問力】

「どの様な感じでお探しでしょうか」

「何かイメージはお持ちでしょうか」

「お客様がお使いになるものでしょうか」

「何かお悩みはございますか」

など、お客様の目的を導きだす質問をします。

そして


ニーズを復唱

スタッフ「何かお探しの物はございますか」

お客様 「お財布を探しているの~」

スタッフ「お財布でございますね。どのようなお財布をお探しでしょうか」

お客様 「コンパクトなものがよいのよー」

スタッフ「はい。かしこまりました。コンパクトなお財布でございますね」

➡お客様の質問内容をまとめ、復唱することにより、「私の話をきちんときいてくれているのね」とお客様に安心感を与えることができます。


必ず共感する

スタッフ「お財布はお客様がお使いでしょうか」

お客様 「そうなの。旅行へ行くのでコンパクトなお財布が欲しくて」

スタッフ 「ご旅行ですか!それは、楽しみですね。ご旅行中のお手荷物は、できる限りコンパクトな方がよろしいですものね」

➡共感することにより、よりお客様との距離が縮まり、「あなたに興味があります」という気持ちが伝わります。                      


さらに掘り下げる

スタッフ「お財布は、ご旅行先ではお鞄に入れてお使いになりますか」

お客様 「すぐに出せるようにコートの内ポケットへ入れておきたいの」

スタッフ「コートの内ポケットへ入れられるとのことですと、薄型の方がよろしいですよね」

お客様 「ええ、分厚くならない方がいいわね」

➡さらに会話を掘り下げ、質問をすることにより、より明確なニーズを把握することができ、お客様のニーズにより合致するご提案をすることができます。

そして、この時の

【傾聴力】

お客様が回答をしてくださっている間、私たちはただ聴いているだけではいけません。

お客様に「傾聴している」という態度をきちんと示すことが重要です。

ではどうしたら良いか・・・

1、相づちを打ちながら聴く

⇒「はい」「さようでございますか」など、きちんと返事をする

2、共感を持って聴く

⇒「ご旅行ですか!楽しみですね」等

3、途中で口を挟まない、最後まで聴く

⇒話の途中で内容が分かっても、きちんと最後まで聞き、そこからご提案する

4、好印象な笑顔とアイコンタクト!

⇒優しい笑顔と、「あなたのお話をもっとお聞かせください」という気持ちのこもったアイコンタクト

このように、ポイントを押さえて、質問、傾聴していくと、お客様の本当に求めているものが分かってきますよね!

冒頭に書きました、

「わたしはあなたに興味があります」

「あなたをもっと知りたい」

「知り得た情報により、あなたにとって最善を尽くしたい」

という気持ちがお客様に伝わり、以前上田さんの書かれていた、潜在的心理欲求が満たされます。


今回は、販売員としての会話を例に挙げてみましたが、どのような接遇の現場でも必要となってきますので、それぞれの職種で、ぜひこの、質問傾聴のポイントを利用し、スタッフ同士でロールプレイを行ってみてください。


 スタッフ役も、お客様役も、気持ちが満たされ、きっと、お互い気づくと笑顔になっていますよ・・・♡


 お客様の喜ぶお顔を思い浮かべながら、「質問力」「傾聴力」のスキルで、楽しい接客をしてくださいね!!


 ソメイヨシノの桜の開花も待ちどうしい毎日ですが、忙しいお天気…
どうか皆様お健やかにお過ごしください。


今日もお読みいただきありがとうございました。 

村山 愛


接客人

これから接客業につく人、 現在携わっている人へ伝えたい・・・! おもてなしの楽しさ、美しさ。 接客業だからこそ経験できる喜びを感じてほしい・・・ そんな想いで立ち上げました。 少しでも皆様お店のご繁栄のお役にたてればと思います。

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