3つの同じ
皆様、こんにちは。
春一番が吹いて、いよいよ春が近づいてきましたね。
とはいえ、まだまだ寒い日もあるらしいので気を緩めないようにしないといけませんね(^◇^)
私もそうですが、接客者の皆様の中には花粉症で苦しんでおられる方も多いと思います。
今年はまだ平年に比べてはマシなようですが、今から早めの対策をしていきましょう。
最近色々な場所でロボットのペッパー君を見かけます。日本人も外国の方も楽しそうにペッパー君と話ししていますね。
先日、見られた方もいらっしゃるかもしれませんが、
今流行りの「AI」を使ったタクシーとラーメン屋さんのニュースを見ました。
それはタクシーであれば、過去のデータとお天気や道路事情に基づいて各地域の現在の待ち客数を割り出し、それを見ながら営業すると新人の人でもベテラン以上の売り上げが可能になるシステムです。
そしてラーメン屋さんでは、新規のお客様なら前もって自分の好みなどを登録するとそれに合う食べ方の提案やおすすめのメニュー提案をしてくれ、リピーター客だと顔認証で過去の注文したオーダーに基づいて好みを分析し接客してくれるというものでした。
しかもかなり具体的に・・・
衝撃を受けました(~_~;)
ずっと笑顔でニーズに合った提案をしてくれる。
しかも自分を覚えていてくれているように感じます。
私達の求めている接客像がロボットに確立されているのです。
人間というものは本当にすごいですよね。理想のものをどんどん作っていきます。
だからと言って人がする接客はいらなくなるのか。
というとそうではないと私は思います。いえ、思いたいですね(*'ω'*)!
ではロボットとの違いは?
やはり感情や思い。ですよね。
「そんなのニーズに合った接客をしているのだから結果いいじゃん。」って思う方もいらっしゃるかもわかりませんが、やはり相手の方の事を思った接客は人でないとできないと考えます。
相手の方への観察力や傾聴力は私達でないとできません。
例えば、世間話をすることで高血圧だということを知ると少し塩分控えめのものを提案したり、趣味などもわかれば最近はどうですか?と聞くこともできます。
飲食ばかりになりますが、食事がすすんでなくて体調が悪そうだったりするとお声かけができたりもします。
私達だからできる接客があります。
そこで今回は接遇とは少し離れるかも知れませんが、一般的にも使えるコミュニケーションのヒントを一つ・・・
例えば海外でたまたま行ったお店に日本人がいて、その人と地方も一緒でしかも自分と同じワイン好きだったりすると親近感わきませんか?
それに分かるように、初めて会った人でも会話になる3つ以上の同じがあれば親近感がわくそうです。
男と女という性別だけでもその一つになりますが、
男の人に「男の人ですか?」とは聞きませんよね。
日本にいて日本人をみてあまり「日本人ですか」もないですよね。
お客様と質問のできる3つ以上の同じを探して見てください。
例えば「お近くですか?」
とか「お休みはどんな風に過ごされているのですか?」
ペットのいるいないでもよいですよね。
何でもよいのです。
「僕(私)もそうなんです」を3つ探すのです。
予想以上にきっとお客様にも親近感をもっていただけるはずです。
それは一生ものの出会いになるかも知れません。
その練習に身近なスタッフと試してみてください。
お互いに色々話してみて見つけていくのです。練習ではできるだけたくさんの同じを書きとめていきましょう。
その同じを見つけるための質問力が自然に身についていきます。
近い将来「AI」と人の接客を合わせたおもてなしがほとんどになってくる時代が来ると思われます。
今以上にお互いの良い面を組合わせて、ほかの国にはない素晴らしい「おもてなし」ができるようになりたいものですね。
どんなにコンピューターが発達しても、人と人との繋がりは永遠のものです。
コンピューター自身も人が作ったものですから、それもご縁の一つだと思って
上手にお付き合いしていきましょう。
今回は「AI」を取り入れたラーメン屋さんのニュースを取り上げてみました。
ちなみにそこは忙しい時間帯だけスタッフの代わりとして玄関でAIロボットを採用しているらしいです。
次回はせっかくなので続きとして、接遇だけでなく一般的にも使える話し方の(コミュニケーション)方法のヒントを書いていきたいと思います。
今日早咲きの桜と梅が近くで咲いているのを見かけました。植物も季節感がわからなくなるほど、寒暖差の激しい日々が続いております。
皆様もどうぞご自愛くださいますようお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
上田 由佳子
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