おもてなしの態度
皆様、こんにちは。
上田 由佳子です。
昨日は七夕でしたね。皆様はどんな願い事をされたでしょうか?
七月は「文月」と呼び、短冊に文字や歌を書いて書道の上達を願う七夕の行事に因んで呼ばれるようになったという説があるようです。
最近はメールやライン等のSNSでやり取りすることが多くなりましたが、
「文月」らしく、手書きで心のこもった暑中見舞いなど書いてみてはいかがでしょうか?
きっとどなたも喜ばれる事でしょう。
さて、今回は今までお伝えしてきた事のおさらいにもなりますが、接客、おもてなしの姿勢や動作についていくつかお伝えしていこうと思います。
まず「待機姿勢」です。
よく後ろで手を組み休めの姿勢で立っているスタッフをよく見かけます。
これはお客様を迎え入れる態度とはいえません。
*まず、基本姿勢を保ちます。
基本姿勢とは、
・膝を伸ばし、脚の隙間を無くすような気持ちで臀部に力を入れて立つ。
・上から引っ張られるようなイメージで、腰から背筋、首筋、頭まで一直線になるように姿勢を正す。
・肩は力を抜き、傾きがないように注意する。男性は少し肩をひらく方が良いでしょう。
・正面を見て顎を少し引く。頭が左右に傾いたり、顎が上下に偏らないようにする。
です。
*両手は体の前で指先を揃えて、へその下あたりで軽く組みます。手は後ろで組まないようにしましょう。
*両足に重心を置く。片足重心をしない。
以上が待機姿勢(立ち方)の基本です。
お店を覗いてスタッフがだらしなくしていると、店舗全体がだらしない印象になってしまいます。
以前にもお伝えしましたが、どんなに美味しいお料理をお出ししても、どんなに素敵な商品を取りそろえていても、お店を覗いた時や一歩足を踏み入れた瞬間の雰囲気が店舗の印象全てになってしまいます。
お客様がいらっしゃらなくても、営業中はお仕事中です。
いつ、どの瞬間にお客様がいらっしゃっても気持ちよく迎え入れる待機姿勢を保ちましょう。
次に「物の受け渡し」です。
ある靴屋でこんな経験がございました。
スタッフに靴のサイズ違いの商品をお願いしたところ、倉庫らしき裏からその靴のかかとの部分を持ちブラブラ振りながらこちらに向かい、私の足元にポンと置いて「こちらですね」と一言。
何故かその靴に興味がなくなってしまいました。
飲食店ではオシボリやメニューを手渡しするお店がありますね。
今一度、見直しましょう。
「物の受け渡し」
*指を揃えて必ず両手で扱います。両手で扱う事により、商品や物を大事に扱っている印象をうけます。
*相手に体を向けて、目を見て渡します。メニューやパンフレットは文字に手をかけないように注意する。
*相手の方向に向きを変える。相手が見やすいように、受け取りやすいように、渡す。
*持っているものは腰の位置からは下げないように致しましょう。(たとえ、靴であっても商品であるかぎりはそのようにしましょう)メニューやパンフレットなどの書類等は胸の高さを意識して相手に渡す。
鞄などの商品で重い時や無理な時は取っ手を腰より下げないようにする。
*言葉とアイコンタクトを添える。視線は(人➡物➡人)例(こちらが➡メニュー➡でございます。)
メニューやパンフレット、商品はお店の大事なアイテムです。それらを雑に扱う事はお客様に対しても、雑に扱っている印象を与えます。信頼感を無くす可能性もあります。
受け渡し方、もう一度見直してみましょう。
笑顔も忘れずに(^◇^)
いかがでしょうか?
今回は待機姿勢と物の受け渡し方についてお伝えしました。
次回はお席やお手洗い等へのご案内の仕方をお伝えしていきます。
現在九州は福岡、大分で大変な事態になっております。
今年は雨の降る日数が少ない代わりに、降れば豪雨となりとても危険なお天気のようです。
皆様十分にお気をつけになって、お過ごしくださいませ。
この度も最後までお読みいただきありがとうございました。
上田 由佳子
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