おもてなしの真骨頂!
皆様、明けましておめでとうございます!
上田 由佳子です。
お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか?
接客業の皆様の中にはお仕事だったという方も多いのではないでしょうか。
お正月でも働いてくださる方がいらっしゃるからこそ、皆安心して外出できるのです。
ありがとうございます。
一年の始まり、2017年の抱負は何かお決まりですか?
私は、毎日一つ発見&勉強です。
何気ない毎日でも、一つはそうなんだ!とか、人の思いやりを感じる瞬間ってありますよね。
しかしその瞬間だけで、一日も経てば何に感心したのかさえも忘れてしまいます。
<私だけかも知れませんが・・・(;´・ω・)>
それを毎日きちんと書き留めて、読み返してみようと思っています。
又テレビで見たのですが、女優とフィギアスケートをしている12歳の本田望結さんが抱負を聞かれ、「自分らしく自分のできる事を精一杯する事です。」と答えていました。
それを聴きながら<私の自分らしくできる事って何だろうと>考えさせられました。
12歳でその考えすごいですよね。
今年最初の感心した事なのでご紹介させていただきました(^ω^)
さて今回は前回の続き「心配り」についてです。
「心配り」 これこそおもてなしの真骨頂です。
では、「心配り」とは何でしょうか?
「気配り」「心配り」については色々な認識があります。
色々読んでいただいてご自分がこれだと思う考え方で良いと思います。
というのも最終的に言いたい事、大切な事は同じだからです。
それを踏まえていただいて私の認識をご紹介したいと思います。
前回、「気配り」とは後で相手が困らない様に配慮したり、今後の良い時間を過ごす為の準備をする事とお伝えしました。
例えばお鍋を注文いただきました。
手が汚れたり、暑くなったりしておしぼりが汚れると思うのでおしぼりをタイミングよく出してあげた。
これは「気配り」です。
そして「心配り」とは、お鍋を食べていて暑そうなので、おしぼりを冷たくして出してあげた。
いかがでしょうか?
なんとなくイメージがわいたでしょうか?
「気配り」は相手が困らないように先におしぼりを出すという行動を起こしました。
これだけでも「お、気が利くな」と相手は感じて満足してくださるでしょう。
さらに「心配り」は「気配り」をした上で、
相手が暑そうだしここは冷たいほうがうれしいかもと想像して、暖かいものではなく冷たいおしぼりを出すという行動を起こしました。
「心配り」は「気配り」を更に掘り下げて行動する事です。
それをするには相手を良く観察し、今相手(お客様)はどういう状況なのか?
そしてこれからどういう状況になるのか?を考えながら行動する事が大切です。
それが「心配り」です。
もう一つ例を。
ある割烹料理のお店での事です。
晴れだといっていたのに、突然の雨だったので使うかどうかはわかりませんが、
ご接待されているお客様に傘をご用意しました。
ここまでは「気配り」ですね。
そして傘を用意した上でそれとなく幹事様を呼び雨が降り出した旨を伝え、タクシー等の手配がいるのかどうかを伺う。
これが「心配り」です。
このようにお客様の後の行動を考えたら、伺う方が良いという結論になります。
すべてのお店に当てはまる例ではないですが、イメージをつかんでいただけたらと思います。
ベテランの接客者の方になれば自然にできる方も多いですが、まだ初心者の方には難しく感じるかも知れません。
しかし、それはした行動が違っても構わないのです。想いがあれば伝わりますから・・・
そうは言ってもと思われるかもしれません。
では、
気配りまでをしっかりして「こうしましょうか?」や「今、こうだと思うのでこうしましょうか?」と相手(お客様)に聞いてみて下さい。
それだけでも、びっくりするほど喜んでいただける場合が多いです(^_-)-☆
これなら出来ますよね。
その積み重ねで、身についていくはずです。
日本のおもてなしは素晴らしいものです。
文化です。
こんなに相手(お客様)の事を考えて行動する国は他にはないと思います。
だから観光大国になれたのです。
このおもてなしの主役は接客者の皆様です。
「目配り」「気配り」「心配り」を大切にし、接客人という職業を心を守っていきましょう。
それはイコール日本の文化を守る事になるのです。
3配りいかがでしたでしょうか。
今年もこの様な形で書いていきたいと思います。
さらにおもてなしで感動した事などの情報も取り入れたいと思います。
少しでも自身や接客教育のお役にたてれば光栄です。
また、コメントなどもいただけましたら嬉しく思います。
本年もよろしくお願いいたしますm(*^-^*)m
上田 由佳子
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