「気遣い」と「気配り」
メリークリスマス!
皆様こんにちは、上田 由佳子です。
今年が終わるまであと2週間をきりました(;^ω^)
接客業の私達もいよいよラストスパートですね。
今年一年の総決算,悔いのない様に締めくくりましょう!
さて前回は「目配り」がおもてなしの基本「3配り」の始まり、それができないと「気配り」「心配り」もできないという事をお伝えいたしました。
そして「目配り」が出来るようになるには、お客様の入店から退店までの行動や起こりえる事柄を書き出してみる事から始めましょうと述べました。
あと一つ、色々な音を聴く事によってお客様やスタッフの行動の何を表しているのかわかるように訓練をする事により、次に自身のするべき事がわかってきます。
それに突発的なアクシデントがあってもすぐに対応できるようになります。
まとめると、お客様やスタッフを良く観察するくせをつけるという事です。
その「目配り」に慣れてきましたら、いよいよ「気配り」「心配り」です。
まず「気配り」とは、辞書でひくと
手抜かりがないように注意する事。
あれこれ気をつかう事。
とあります。
この「気配り」と似た言葉で「気遣い」という言葉もあります。
それではどうのように違うのでしょうか?
辞書でひくと、同じ様に
気をつかう事。失敗しないように気を遣う事。
とあります。
両方大切な言葉ですが、接客者の方にはぜひ「気配り」を特に身につけてほしいです。
その違いですが、私の認識では「気遣い」は今起こっている場面で相手の為にしてあげる事。
例えばお料理を取り分けてあげたり、お醤油を取ってあげたり、とても優しく良い事です。
しかし相手の目の前でしてあげる事なので、相手もその度にありがとうと感謝の気持ちをもつことになります。
「してもらってばかりで申し訳ない」と思う人もいらっしゃるかもしれません。
相手も自分に気を遣うようになり、その回数が多くなると、お互いに疲れてしまう事が多々あります。
それに比べて、「気配り」は相手が後で困らないように配慮したり、相手が今後の時間に良い時間を過ごすための準備をしっかりする事です。
「気配り」は相手に気づかれない場合も多いです。ですので感謝の言葉はないかもしれません。
しかし本当に相手の事を思っての行動ですので、相手はきっと満足した時間を過ごせるでしょう。
「お、なんかわからないけど居心地の良い店だったなあ」
と思っていただけたらしめしめです。
またその居心地の良さを求めて、リピーターになってくださる可能性が大きいです。
気遣いよりも「気配り」上手になって、スタッフにもお客様にも喜んでいただける接客者を目指しましょう。
そうすれば自然に貴方の周りには人が集まってくるはずです(^_-)-☆
今年もいよいよあと一週間ほど。
目配り、気配り上手になって、来年につなげましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵なクリスマスを!!
上田 由佳子
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